台南県ではほとんどの農業を零細農家が担っているため、個人農家や生産販売団体では大がかりな運送・販売規模を成すのは難しいのが現状です。また、国外の販路資源・言語によるコミュニケーションなど関連する資源の取得をしようとしても結局実現せず、国際市場で孤軍奮闘したり、最悪の場合だと値引き競争にまで発展したりしてしまい、かえって農産品の輸出競争力にマイナス影響を与えてしまっています。このような苦境を乗り切るべく、蘇県長は農民団体の関心・企業界が保有する専門的な販売力・政府による資源補助機能を結びつけて農産品専門の販売会社設立を思いつき、2002年2月に台南県政府に農産品販売会社の設立準備を進めるよう指示を出しました。そして、それは全国に広がる農産品の輸出パイプを統合することで、農産品販売の専業化を促し、農民が国際市場から受注を受けられるように支援するといった内容でした。
蘇県長の切なる期待と県政府チームによる全力を尽くした動員の下、1年の歳月をかけてついに「南瀛農産国際行銷(販売)股份有限公司」の設立登記が完了。政府・農会(農協)・民間による共同投資で、新営市東興路201号に本社を設置しました。これにより農民との共存共栄の関係が築き上げられ、台南県産農産品の販売を一手に引き受けるという重責を担うことになりました。品質・效率・創出を三大理念に掲げ、農民の利益を大前提にした経営方針を打ち出すことによって、台南県で生産される良質な農産品や水産品を世界各地で販売し、台南県の農業輸出を新たな時代へとまい進させることができるのです。
南瀛農産国際行銷公司は台南県商業組合への加入を果たし、2004年6月28日から本格営業を開始しました。今後、輸出窓口・国際市場開拓業務のほかに、旬の農産品を対象にしたキャンペーンや展示販売なども手掛けながら、台湾産農産品の国際的な知名度を上げ、台南県のすぐれた農産品のイメージを打ち立ててゆく方針です。