台南市頼清徳市長は9月24日に鄭氏宗親会、鄭成功に縁のある廟、そして台南市民による200数十人の訪問団を結成し日本平戸市及び熊本県を訪問、台南と両都市との友好交流のために訪日しました。
今回は「鄭成功記念館山門落成儀式」に参加し、長崎県平戸市黒田成彦市長と共に山門に看板を掲げる儀式を主宰する為に平戸市を訪問。
両市の交流は台南市・平戸市の発展に深い関わりのある歴史上の人物鄭成功に源を発しており、1990年から26年間交流が続いています。9月24日、頼市長は縁起物の八仙彩を平戸市役所へ贈呈、翌25日午前、山門落成式テープカットに参加しました。今回は台南市200万市民の熱い想いを携え、両市の友情を更に堅固にする為の訪問でした。
平戸市訪問後、市長一行は熊本県へ移動し、25日夜には熊本県しあわせ部長くまモン、そして熊本県蒲島郁夫知事、熊本市大西一史市長と共に晩餐会を催しました。今年2月6日に発生した台南大地震では、日本政府安倍首相及び数多くの自治体、民間団体から台南市救済のための義援金・志援が台南市に送られましたが、当時熊本県蒲島知事及び大西市長は災害直後に訪台し慰問してくれただけでなく、多くの義援金・市援を提供してくれたため、頼市長は晩餐会の際に特別に謝意を表しました。
今年4月熊本県が地震災害に見舞われたことに対し、頼市長及び陳菊高雄市長は6月、両市民による義援金を携え熊本県へ慰問訪問を果たしました。今回は熊本県の観光を支持する為に訪問団を結成、「苦難のときこそ真心をあらわれる」という気持ちを具体的な行動を以って表現しました。
台湾と日本は地理条件も近く、同じような天災に見舞われた際には苦難を共にし、相互に助け合い、共通した民主理念と開放された社会価値を享受してきました。
頼市長は「台湾と日本は未来に渡って相互支援し、長短相補い、共に世界新情勢の多くの局面に立ち向かう関係を持続していきたい。」と希望の意を表しました。