2016年南瀛國際民俗藝術節は今年で20周年を迎えます。今年は2003年に参加したことのある日本を代表する和太鼓集団「鬼太鼓座」を招聘し、10月10日國慶節の記念日に台南文化センターにおいて、男らしく勇壮な太鼓を打ち鳴らし「力」と「美」を表現する演奏会を開催します。今回は縄文時代をイメージし、「肌で感じる音」をテーマとした最新演目「疾風迅雷」を演奏予定。十数個の大太鼓・小太鼓の他にトタン板や竹を打ち鳴らし風や雷を表現、約二時間の演奏の間には、気楽な小作品も織り込みます。
近年、鬼太鼓座は「けん玉」など、興味を引きやすい玩具と太鼓を融合させた演出に力を入れており人気を博しています。
直径1.3m、重さ350㎏の大太鼓は鬼太鼓座の中で最も注目を浴びる演目です。演者は褌姿でステージに上がり観客に背を向け太鼓を打ち鳴らし、観客は演者の筋肉の躍動によって表現される力と美を感じることが出来ます。
「鬼太鼓座」は1969年に結成、その活動の根源は「走ることと音楽とは一体であり、それは人生のドラマとエネルギーの反映だ」という独自の「走楽論」にあります。
1975年ボストンマラソンにおいて、メンバーが完走後そのまま舞台に上がり、三尺八寸の大太鼓を演奏したことにより世界に衝撃を与えました。以来40年日本を代表する和太鼓集団として テネオリンピックの聖火リレー、FIFA、パリディオールファッションショー等、世界各地で演奏を行い幾度となく記録を塗り替え続けています。
10月10日には皆さんも劇場に足を運び、共に生命の脈動を感じましょう!