マレーシアペナン島代表団は8日、曹觀友部長を団長として台南市政府を訪問、呉宗栄副市長と面会しました。 双方は両市間の交流、投資及び港湾の発展を議題に討論を進めました。
訪問団は9月6日7日の2日間高雄市に於いて開催された2016年世界港湾都市フォーラムに参加、8日には台南市文化古跡である鄭氏家屋、林百貨店、奇美博物館を視察訪問しました。吳宗榮副市長はまずマレーシアペナン島代表団の台南訪問を歓迎し、曹部長一行と共に7日開催の世界港湾都市フォーラムの会議出席する光栄を述べました。
続いて副市長は「マレーシアは東南アジアの中でも重要な国家で、経済発展も目を見張るものがある。私は過去に三度マレーシア訪問をした経験があり、一度は2015年台南市政府を代表し2015世界卓越建設賞受賞のためクアラルンプールを訪問、他2回はプライベート旅行で訪問、ともに深く良い印象が残っている。
ペナン島はマレーシアの中でも華人の人口比率が最も高い都市であり、今夜は台南の美食と文化、温かい友情を以てペナン島の皆さんと交流することが出来て非常に嬉しい。」と歓迎の意を述べました。
これを受け曹觀友部長は呉副市長に今回の訪問対応を感謝し、同時にマレーシア台湾商業総会の許正得会長に訪問対応への協力について感謝の意を述べました。
曹觀友部長曰く「今回の台湾訪問では多くの収穫があった。世界港湾都市フォーラムでは他都市代表の方々と港湾都市の発展について討議、研究が出来、本当に得難い機会であった。」と述べました。更に「ペナン島は台湾商人にとって重要な投資先であり、台湾はマレーシアにとって重要な経済パートナーである。言語、食、文化と多くの共通点がありペナン島に住む台湾人はこの素晴らしさを知ることが出来る」と強調しました。マレーシア台湾商業総会許正得会長は「台湾社会は現在、東南アジアに関する認識が不足している。政府の新南向政策の下、将来東南アジアとの相互協力の促進、また台湾商人が双方の交流のプラットフォームになれるように喜んで協力をしていきたい」と表明しました。
劉世忠副秘書長は「台南は台湾で最も歴史のある都市、また台湾の文化首都でもある。17世紀台湾で初めて建設された港は台南の安平港。悠久の歴史、豊富な文化の根源を有している安平港がある為に、台南市は他の港湾都市とは違う特色を持っている。将来安平港は旅行、貨物を中心とした企画を進め、文化的意義を保留しつつ新たな経済港湾として発展していく」と述べました。