長年の努力の末、台南市はWBSC U-12 野球ワールドカップの7年連続（2015年～2027年）開催権を獲得しています。2019年の第5回 WBSC U12野球ワールドカップは、7月26日から8月4日の間、台南アジアパシフィックスタジアムと善化野球場で開催されます。開会に先立ち、3月9日、台南奇美博物館で記者会見が行われ、黄偉哲市長、林宗成中華棒球協会秘書長、陳宗彦内政部政務次長、鄭新輝教育局長、各議員及び、本大会のアンバサダー「ポケモン」出席の下、大会キャンペーンの開始を発表しました。
黄市長は、過去の大会を振り返り、台北、台南で開催された大会は、台湾は野球の国であり、野球が台湾の国民的スポーツであることを示していると語ります。2017年の前回大会は、関係者全員の努力により、WBSC U12 野球ワールドカップ史上最高の視聴率を記録し、視聴者延べ500万人という好成績を収めました。これにより、台湾野球の実力と野球人口の多さが世界に示され、続く4回（2021年～2027年）の大会も台南で開催されることが決定されることとなりました。こうしたことから、台南市では、第5回 WBSC U12ワールドカップを開催するにあたり、さらに多くの力を注ぎ、近年大人気のピカチュウをアンバサダーに迎えたほか、大会スケジュールや会場の環境整備にも細心の注意を払っています。さらに黄市長は、新しく完成する台南アジアパシフィックスタジアムで試合が行われることを発表するとともに、スタジアム建設の進捗状況は予定より進んでいることから、完成は予定通りで、7月末の大会を迎えることができることにも言及しました。
開催都市の市長として黄氏は、大会が円満に終えられるように、また、観客の方々が大会を楽しみ試合観戦に訪れてくださるように、そして、海外からの観戦客や参加選手の方々が台南により深い印象を持っていただけるように、一層努力をしていく決意を述べ、目標は、4回の大会開催後も、台南がU12野球ワールドカップ大会の開催都市となることだとします。
最後に、今年も台湾が優勝できるよう、試合開始の7月26日以降、台湾の野球少年たちや台湾チームへの応援とともに、野球場へ足を運んで、他国の若い選手たちへの応援を呼びかけました。
中華野球協会の林秘書長は、WBSC開催にあたっての台南市の尽力は、世界野球ソフトボール連盟が認めるところであり、7大会連続開催ができることになったのも、世界野球ソフトボール連盟史上初のことだとしました。
陳政務内政部次長は、大会は隔年開催で、ちょうど夏休み期間でもあることから、親子ともに参加できる大会であること。また、台南で開催された過去2回の大会では会場がほぼ満員となり、多くの野球ファンが台南を訪れたことから、台南観光にも大きく貢献したこと。そして、今年は球場が新しくなり、アンバサダーもピカチュウに変わることから、ピカチュウファンも大勢台南を訪れることが予想され、台南の野球と観光にとっての絶好の好機だと確信しているとします。
体育処は、今年の大会は台南で開催される3回目のWBSC U12ワールドカップであることから、昨年の7月から準備を始めていること。そして、すばらしい大会となり、多くの方々が台南に足を運び、ともに大会を盛り上げてもらえればと語ります。
今大会では、初めてポケモンがアンバサダーに任命され、大会を盛り上げるために、台南の有名な観光地に、写真スポットとしてポケモンの木製フィギュアが設置されることになっています。この夏、台湾で行われる大規模な野球フェスティバルに参加し、ともに野球の情熱と喜びを体験しようではありませんか！