5月3日、日本台湾交流協会高雄事務所の加藤英次所長が黄偉哲台南市長を訪問しました。加藤所長は今年4月に着任したばかりで、黄市長とはこれが初めての対面となります。当日は王時思副市長も同席し、ともに台南と日本の今後の交流について意見を交わしました。
黄市長は189万の台南市民を代表して加藤所長を歓迎しました。台南が台湾の文化の都であることを紹介。日本との関わりも深く、姉妹都市を結ぶ43市のうち実に1/4が日本の都市であること、また烏山頭ダムや林百貨店など台南の史跡・文化財の多くが実は日本に由来を持つものであることを伝え、こうした背景を踏まえて、今後もよりいっそう友好関係を深めていきたいと述べました。
加藤所長は、台南に暮らす800余名の日本人と70社を超える日本企業のために台南市が安全な環境を整えてくれていることや、毎年11月に開かれるイベント「日本日」が日本企業にとって大きな励みとなっていることなどに感謝の意を表しました。また、台南市が積極的に日本との交流を進めていることを受けて、交流協会高雄事務所として、今後もぜひ台南市との協力関係を維持してゆきたいと述べました。
加藤英次所長は今年4月の日本台湾交流協会高雄事務所着任以前に、香港、広州、瀋陽、青島など中華圏の各地における駐在経験があります。黄市長は加藤所長に、在任中にぜひ台南に足を運び台南のグルメを味わっていただきたいと熱いメッセージを送りました。