2018年、「BRUTUS」が二度にわたり台南国華街を表紙に取り上げ台南特集を組んだことで、日本のトレンド誌では古都台南の魅力に注目が集まっています。今年の4月「POPEYE」でも台南の北門路が表紙となり、大々的に台南を紹介。さらに、6月15日号の「PEN」でも台南神農街が表紙となり台湾特集が組まれ、アンティークショップのオーナーと建築士が案内する台南路地裏のさまざまな美しさやB級グルメなどが紹介されています。
「PEN」は日本の知名なカルチャー・ライフスタイル誌で、毎月2回の発行、1回の発行数は6万冊にも上ります。1996年の創刊以来、旅行や撮影、腕時計、映画、音楽など、その時々の話題のテーマを取り上げ、30∼40代の男性読者に人気の雑誌です。
今回「PEN」の表紙を飾った神農街は、一本の短い通りに、薬王廟、金華府などの古い寺廟のほか木造家屋をリノベーションした店や食堂が軒を連ねています。新しさと古さが共存している生命力が感じられ、多くの人を魅了する台南Styleは、日本の方が魅力を感じる台南の路地風景です。
日本旅行業協会(JATA)の調査によると、近年日本では、年末年始やゴールデンウィーク等連休の旅行先に台湾を選ぶ人が最も多く、しかもリピート率も極めて高くなっています。滞在時間の短い旅行スタイルは、「台湾通」が求める姿には合わなくなっています。最近、たびたび日本の雑誌に台南が取り上げられるようになったのは、日本の出版界がもっとディープな旅行を求める人々の需要に台南Styleがマッチしていることを嗅ぎつけたことの現れだといえるでしょう。
台南市は「PEN」が台南を表紙としたことに感謝の意を表し、多くの日本からの観光客が台南を訪れ「レトロな家屋、老舗、昔ながらのライフスタイル」を体験し、台南と楽しい出会いの時をもっていただけたらと願っています。