10月9日午後、栃木県日光市の大嶋一生市長と市役所職員一行４名が台南市政府を訪問、黄偉哲市長と会談しました。この会談には王時思副市長、財政税務局の陳柏誠局長、新聞及国際関係処の劉怡伶処長、台南市対日事務諮詢顧問の阿部真行氏、台南市旅行商業同業公会の蘇栄堯理事長も同席しました。
会談では、黄市長により大嶋一生日光市長に対し歓迎の意が表されました。台南市と日光市は2009年に友好都市を締結して以来、観光や文化芸術、スポーツなど様々な分野で交流を続け、その友情を深め合い、今年、友好都市締結10周年を迎えました。黄市長は、この10年の間に台南市から2度日光市を訪問した際に大嶋市長が心を尽くしてもてなしてくださったこと、また日光市が台南市の「フレンドシップボックス友好図書交換プロジェクト」に積極的に参加し、市役所内に書籍や文献の展示コーナーを設け、台南を宣伝してくださっていることに対して感謝の意を述べました。台南市は、大嶋市長を歓迎するため、現在塩埕図書館で日光展を開催しており、展示を通じて互いに宣伝すること友好都市10周年のお祝いに花を添え、今後もその友情が末永く続くことを期待しています。
大嶋一生市長は、台南市との友好都市締結10周年という記念すべき年に、この友情を共に祝うべく、初の台南訪問を実現させました。大嶋市長の訪問に合わせ塩埕図書館で日光展が開催され、特製の東照宮SNSパネルが作成されたことに感激したこと、また2011年3月の東日本大震災で日光の観光産業が大きな打撃を受けた際には、台南市が100人規模のツアーを組んで日光を訪れ、危機を救ってくれたこと、現在では日光を訪れる観光客の実に四分の一が台湾からの人々であることに、心から感謝していること。また、今回の訪問で台南の料理や飲食文化、観光スポットなどについて理解を深め、帰国後は台南の宣伝にさらに力を注ぎたいと述べました。
日光市は栃木県の北西部に位置し、世界文化遺産の東照宮、有名な鬼怒川温泉、そして世界最長の並木道としてギネス世界記録に認定されている杉並木などの名勝があり、毎年1000万人を超える観光客が訪れる、国際的にも有名な観光都市です。