台湾不繊布技術を有する製造企業である「康那香」が9月11日台北101ビルで新製品発表会を実施しました。一般のマスク製造機は一日の生産量が10万枚ですが、当日発表された高速自動製造機は一日で45万~55万枚生産することが可能で生産能力は実に5倍になります。
黄偉哲市長はこの康那香が開発した「マスク製造界のフェラーリ」を台南の光栄と称賛すると共に康那香の社会責任の強さを評価しました。今回の新製造機が国際防疫に貢献することを期待しています。
台南市内の各マスク工場ではコロナ発生初期の一日の生産産量が約14万枚でしたが、最近では400万枚以上になっています。ここに康那香の高速自動製造機の強力な支援が加われば、将来マスク生産量は更に300万枚増加することも可能になり、台湾防疫能力を上げる効果も出てきます。
康那香企業は台南で51年の歴史を有し、マスクの最も重要な隔離層の役目を果たすメルトブローン不織布を製造している企業です。康那香企業はFDA認証のほかCEマーク認証も取得しているため、一般医療マスクだけでなく欧米医療機関の外科用マスクを生産販売する資格を持っています。将来は東南アジアやEU諸国等への提供も開始する予定であり、台湾が全身全霊で取り組んでいる防疫に対する貢献を全世界が知ることになるでしょう。