今年8年目を迎えた台南「和風文化祭」は、10月9日から麻豆区の総爺芸術文化センターにおいて開催されます。今年のテーマは千年の歴史を持つ京都市の伝統工芸品の西陣織で、京都市の協力を得て西陣織の着物や帯、バッグ、ネクタイなど約90点の工芸品が展示されています。会期は今年12月20日まで。
台南市と日本との縁は昔から非常に深く、2016年の台南地震や日本の台風被害などの災害時には、いつも互いに助け合うことにより強い絆が結ばれてきました。その中で京都市とは長年にわたって、観光や文化財保存などで交流を重ね、同じく世界歴史都市連盟のメンバーでもあることから、今回の和風文化祭で文化交流を通じてより友好促進できることが非常に嬉しいことだと黄偉哲台南市長は9日の開幕式で挨拶をしました。
新型コロナウイルス感染症の影響で、京都市役所をはじめとする日本の関係者が9日の開催式に参加することは叶いませんでしたが、門川大作京都市長、山本恵一京都市会議長、青野仁志副議長、寺田一博前議長などの要人の方々から親書やビデオを通じてお祝いの言葉を頂きました。また開幕式では、日本台湾交流協会の加藤英次高雄事務所長が京都市を代表して黄市長に京都の西陣織りを、黄市長は返礼に台南の胡蝶蘭記念品を贈呈しました。