台南市の佳里ライオンズクラブの呼びかけにより集まった5万枚のマスクが同市の友好都市、静岡県富士宮市に寄贈されることが明らかにされました。先月30日、台南市の市庁舎で記者会見が開かれ、黄偉哲台南市長がこれに出席、同クラブに感謝状を贈呈し、台南市の国際交流と台日友好の促進に感謝の意を表しました。
黄市長はコロナ禍が世界中に爆発して既に一年近くたち、台湾は防疫対策をしっかり行ったことで感染が抑制されていますが、日本やアメリカ、フランスなどでの感染拡大がいまだ抑制されず、まだ油断できない状況が続いているため、海外友好市の状況を心配していること。また「いつワクチンが接種できるかまだわからないため、現時点ではマスクの着用やこまめな手洗い、ソーシャルディスタンスの維持などのルールをしっかり守る必要がある」との挨拶を行いました。
台南市佳里ライオンズクラブと富士宮ライオンズクラブは2004年に国際姉妹会提携を結び、またこれをきっかけとして両市も2017年に友好交流都市となりました。今回、日本の防疫に協力するため、同クラブによりマスク5万枚(うち1万枚は子供用)が短期間で集められ、今月中に静岡県富士宮市に寄付される予定です。