台南産の文旦はこれから最盛期を迎えます。日本向けの輸出は去年、約20年ぶりに再開されましたが、台南市では今年も日本向け輸出を強化し、品質の高い台南の文旦を日本の消費者にお届けしたいと考えています。25日には、台南市の黄偉哲市長が輸出開始宣言を行い、今年の輸出作業が正式にスタートしました。4.2トンの初荷は9月中旬に日本向けに出荷される予定です。黄市長は、日本の学校給食向けに無償で提供するほか、日本の要人にプレゼントすることにしています。
黄偉哲市長によると、日本向け文旦輸出を再開した昨年、台南産文旦は日本の消費者を十分に満足させる品質となり、輸出は好調だったことから、今年はさらなる伸びが期待されています。黄市長は、パイナップルとマンゴーのみならず、文旦など台南産の高品質な農産物を世界の消費者に届けたいと意気込んでいます。
台南産文旦は、集荷後に摂氏1度の低温で12日間連続の殺虫処理を行ったあと、検疫を経て出荷されます。8月29日に集荷予定の文旦10.5トンは9月下旬の日本向け出荷を見込んでいます。
台南産文旦の栽培面積は1109ヘクタールと広大で、年間生産量2万5972トンは全国最多の27%を占めているほか、品質でも台湾一を誇ります。これまでは主に中国向けに輸出してきましたが、今後は日本を始め、香港、カナダ、シンガポールに向けた輸出を強化することにしています。生産者の利益の増大を目指し、多様な販売ツールと加工品の開発にも取り組んでいます。
日本の消費者が台南産文旦を簡単に購入できるようにしたいと、今年は、台南市内の国際貿易商社2社が「台湾に注文、日本へ配達」のサービスを提供しています。関連情報は下記の通りです。
「台湾に発注、日本へ配達」の関連情報:
1、5012柚意思
https://5012fun.wtainan.com.tw/store/itemInfo/71
担当:李佳翰さん、+886-(0)913-179075(国際電話)(予約締め切りました)
2、台南物産国際貿易会社
https://www.tainanbussan.com/menu.html