去年(2020)台南市政府は20年ぶりに日本向けの輸出を再開し、品質の高い台南産文旦が日本の消費者に高く評価されています。今年8月25日産地で集荷後に低温で殺虫処理が行われた4.2トンの文旦は、検疫を経て9月中旬に日本向け出荷を見込んでいます。台南市政府農業局は今年も台南市内の国際貿易商社2社「5012柚意思」及び「台南物產國際貿易公司」と協力し、「台湾で注文、日本で受け取り」サービスを提供し、品質の高い台南産文旦を迅速に日本の消費者に届けることを期待しています。今年の注文は次から次へと殺到し、文旦海外宅配便サービスは8月下旬に受付終了しました。改めて台南産文旦が日本市場に肯定されていることが証明されました。
文旦は台南の伝統的な農産物で、栽培面積は1,109ヘクタールです。品質を高めるため、良質な文旦を選出する品評会も開催されています。審査制度は非常に厳しく、政府の推進する優良農業政策に合わせ、第一審査は農園の環境をチェック、第二審査は文旦を収穫してから372項目の検査を実施、最後に品質の鑑定が行われます。