台日の交流が止まりません。先月、日本が台湾に新型コロナウイルスのワクチンを供与した際、感謝の気持ちを表すために台南市金城中学校野球チームがメッセージボードを用意して市内名所で撮影した動画が交流相手の山形市に送られました。これに応えて、先日、山形市から野球チームの練習風景を撮影した動画とともに、「コロナ収束後また山形に来て」、「一日も早く台南チームと試合したい」など温かいメッセージが書かれた山形球児からの手紙が台南市に届きました。
山形市は台南市との間で2017年に友好交流促進協定を締結して以来、交流に積極的に取り組んでおり、佐藤孝弘山形市長が自ら市民訪問団を率いて台南を訪れました。コロナ禍の影響にもかかわらず両市は継続可能な新たな交流方法を模索し、7月には山形市が「街中マルシェ」を開催し、台南市のブースを設けて台南産のマンゴーやパイナップルケーキを販売し、市民から好評を得ました。
両市は少年野球の交流も積極的に促進しており、2018年には台南市から金城中学校野球チームが山形市に派遣され、現地では盛大なおもてなしを受けています。同様に、山形市少年野球選抜チームも2回台南を訪れ、大会に参加したほか、金城中の歓迎を受けました。
黄偉哲台南市長は「球児たちは深い友情を築いています。今後も台南の民間団体や学校が積極的に国際交流を行うことを歓迎し、台日の友好が次世代に継承されていくよう期待します」とコメントしました。