台南市の安平商港に設けられている自由貿易エリアで10月25日、新たにコンテナヤードの運用が始まりました。コンテナヤードの設置により、今後、台南だけではなく、雲林県と嘉義県を含む周辺地域にもコンテナ海上輸送の荷役、一時集積、物流などのサービスを一括して提供できるようになるほか、将来的には新たな短距離定期航路の開設にもつながると期待されています。黄偉哲台南市長は同日、現地を視察し、今後の発展に期待を示しました。
安平商港は北部の観光エリアと南部の自由貿易エリアに分かれており、今回のコンテナヤードは南部の自由貿易エリアに設置されました。面積2.5ヘクタールで、約4950平方メートル(1500坪)の広さを有する最先端の自由貿易・物流倉庫のほか、消防基準を満たした高規格危険物倉庫2棟があります。冷凍コンテナ200本と一般用コンテナ100本を収容するスペースも確保されています。
黄市長は、台南は台湾で最も歴史のある都市であり、大航海時代には安平港が台湾と世界とつなぐ重要な窓口だったと強調し、今後は、市政府が関係機関と連携し、安平港の繁栄と台南の経済発展を促進したいと決意を述べました。