台南市塩水区で「月津港ランタンフェスティバル」(月津港灯節)が18日に開幕しました。「光の年輪」をテーマに、日本人芸術家の作品を含む国内外の66組の作品を展示し、光のアートで春節(旧正月、今年は1月29日)を彩ります。台南市が主催するイベントで、開催は15回目になります。
かつての水路の要所を整備した公園「月津港」とその周辺地域一帯を会場とし、街全体にランタン作品をちりばめます。市文化局によると、メインランタンの「無尽光輪」や水のスクリーンに映像を投影するウオーター・プロジェクション・マッピング作品「光の年輪」、日本人芸術家、森岡厚次さんの作品などが目玉だといいます。
PR記者会見に出席した黄偉哲台南市長は、15年目を迎えた同フェスはすでに台南の祭りであるだけでなく、全国レベルで人気を有するイベントの一つになっているとアピールしました。今年のテーマである「光の年輪」は、「古都」と呼ばれる台南が歴史上でその年輪を今後も刻み続けていくことを象徴するとともに、多くの芸術作品が同フェスを起点に、年輪や波紋のように外に広がっていく姿を示していると黄市長が話しました。展示は2月16日までです。
また青森のねぶた師、諏訪慎さんが手掛けた今年の干支(えと)「巳」(み)のねぶたが台南市北区の開基玉皇宮で展示され、来月12日まで展示されます。