日本のドラマが好きな台湾人で保阪尚希さんを知らない人はいないとってもいいほどです。保坂さんは30作以上のドラマに出演しているほか、映画やバラエティー番組でもたいへん活躍されています。昨年は、光のアートフェスティバル「大阪・光の饗宴2018」にも応援に駆け付けてくださいました。このたび、保阪さんに台南市の親善大使をお願いすることになり、4月24日の任命式では、黄偉哲市長より任命書が手渡されました。
黄市長は、台南は日本の各地とさまざまな交流を行ってきたこと。旅行番組の撮影、農産物の販促、トラベルフェアの開催など、日本と台南とは密な交流を続けてきたこと。そして、2015年に台南と大阪を結ぶ直行便が就航して以来、台南の街かどで多くの日本からの方々を見かけるようになり、SNSや雑誌の『BRUTUS』、『POP EYE』でも台南の町並みが紹介されるようになったことなどを紹介しました。
保阪尚希さんは、日本で地震などの災害が起こったときに台湾が差し伸べた温かな支援への感謝の気持ちを述べ、38年の芸能生活の中で、台湾と関わることも多く、世界各地へも訪れたが、その中でも一番好きなのは台湾で、食べ物もおいしく、人がフレンドリーで、何度訪れても飽きることがないと語ります。今後は台南観光旅遊局と密に連絡を取り合い、台南をともにPRし、台南から東京へもより便利になるようしたいと抱負を述べました。今後、台南のまちなかで見かけたら、声をかけてほしいし一緒にご飯を食べましょうと挨拶。台南の親善大使に就任したことへの感謝の意を表しました。
保阪さんが台南を訪れるのは、今回で7回目。台南の牡蠣オムレツ（蚵仔煎）が好きで、花園夜市、延平老街も訪れたことがあり、大天后宮にお参りをしたこともあるとのこと。保阪さんには、今年完成した新しい観光スポット「大魚的祝福」や「台南美術館」へも足を運んで新たな台南を発見し、日本で台南をPRしていただき、日本からより多くの方々が台南を訪ねてくださるようになることを期待しています。