7月25日、青森県の三村申吾知事と青森県国際戦略局7名が黄偉哲台南市長を訪問しました。黄市長と三村知事は今回が初対面です。台南市からは、陳信安観光旅遊局長、李朝塘農業局長、劉怡伶新聞及国際関係処長等も同席しました。
黄偉哲市長は、三村知事に再選のお祝いを伝えるとともに、知事再選後間もない時期の台南訪問に感謝を伝え、これは、三村知事が台湾や台南とのパートナー関係を重視している証であるとしました。台南と青森の交流は、マンゴーとりんごから始まっていることから、黄市長はマンゴー柄のシャツ姿で会見場に現れ、台南産の新鮮なマンゴーを三村知事一行に贈るというサプライズの連続でした。また「2019第5回WBSC U12ワールドカップ」の野球帽も贈り、翌26日の試合は落成したばかりの「亜太国際棒球訓練中心(ASPAC)」で開幕第1試合が行われることを伝え、将来的には、青森県の少年野球チームを台南での冬季トレーニングに招待したいとの希望を述べました。
8年前に三村知事が台南を訪れたことがきっかけで、台南と青森の交流が始まりました。2017年に「台南市、弘前市、青森県による友好交流に関する覚書」が締結されたことで、文化やスポーツ面での交流がますます盛んになっています。知事は、今回の台南再訪で改めて台南の親しみやすさを感じたことや、黄市長訪問前に足を運んだハヤシ百貨や度小月では、国内外からの多くの観光客を目にし、台南が観光や都市計画に非常に心を砕いていることに気づいたことを伝えました。今回の台南訪問は、青森県の観光物産の宣伝が目的で、青森の四季を熱く語り台南の人々に青森旅行を呼びかけるとともに、冬暖かい台南へ遊びに来てみたいとのことでした。
青森県は観光資源に恵まれており、毎年8月に行われる「ねぶた祭」には百万人を超える観光客が訪れます。青森を訪れる台湾の観光客が増えていることから、7月17日よりエバー航空が青森-桃園線に就航しました。また、7月22日には、台湾鉄路の縱貫線と青森鉄道も姉妹鉄道の縁組を結んだばかりです。黄市長と三村知事は、今回の会談で双方の友好が深まり、今後とも友好な関係を続けていきたいとの思いを語りました。