1月13日、衆議院議員の岸信夫氏と日本台湾交流協会高雄事務所長加藤英次氏は、山口県の県議会議員6名とともに台南を訪問。岸氏の地元、山口県議会議員との台南訪問によって、より一層台南と山口との交流が進むことを願ってのことです。岸氏等要人の台南訪問を、黄偉哲台南市長は王時思副市長等とともに迎え、郭国文立法委員（国会議員）の出席も得、地方の交流をテーマに大いに語り合いました。
黄市長は訪問団に歓迎の意を表し、台南の旬の果物を振る舞いました。台南には農産物や美食が、山口県には有名な醸造酒があることから、農業面のみならず、多方面における交流がより一層深く広いものとなり、将来的には友好都市関係へと発展することが期待されます。
岸信夫議員は、1月12日に蔡英文総統と会見したこと、今後も台湾と日本の交流が続きより深まっていくこと、そして、台南と山口県との地方都市レベルでの交流も同様に親密なものとなっていくだろうとの見解を表しました。
また、今回岸氏に同行した山口県議もまた、両市の交流に大きな期待を持っていること、特に台南の多くのすばらしいところを実際に目にすることができたことから、友好都市締結の可能性も高く、より多くの交流を促進させていけると期待を寄せています。今回の訪問では台南市関係者に、山口県の歴史や観光スポット、産業などを紹介し、台南との数多くの共通点を提起しました。
「日台友好促進山口県議会議員連盟」会長の島田教明氏は、今回の訪問で、台南には画家の陳澄波氏の作品が保存され、作品が非常に重視されていることに非常に感動したこと、そして、山口県も台南同様、悠久の文化や歴史、豊富な観光資源を有しており、両都市が友好都市となれば、より多くの交流が望めると述べました。
郭国文立法委員は、山口県は土地柄もよく、そこに住む人々も非常に優秀で産業が非常に発展しているほか、多くの政治家を輩出していることから、両都市が友好都市となれば関係もより密接となるだろうとの期待を示しました。
岸信夫氏は山口県出身。代々政治家の家系で、安倍晉三首相の実弟。衆議院議員当選3回、参議院議員当選2回、外務副大臣等の要職を歴任。2015年には「日台若手議連」を率い台南を訪問し、オープン間もない奇美博物館を訪れました。今回は台南市政府のほか、台南美術館二館、林百貨、国立成功大学の榕園等を訪問しました。