春節(旧正月)に合わせて、台南市の友好都市である山形市の佐渡孝弘市長より特別なビデオメッセージが届きました。台南市は昨年、新型コロナウイルスの感染症対策として山形市に保護メガネなどの医療用物資を提供しましたが、佐藤市長は今回のメッセージで、黄偉哲市長や台南市民に謝意を示し、今後の更なる交流への期待を表明しました。
黄市長はこれに対して、「新型コロナ対策は全世界にとって最も重要な課題であり、台南市は市民の健康を守るだけでなく、海外の友人の健康にも強い関心を持っています。昨年は、日本で新型コロナ感染症が拡大しはじめた初期の段階で、台南の医療物資が十分に確保されていたことから、友好都市に物資を寄贈することにしました」との考えを示しました。
一方、山形市議会は昨年6月26日の定例会において、台湾のWHO総会へのオブザーバー参加を求める意見書を可決しています。台湾に向けた山形市からの支援に対して、黄市長は感謝の言葉を伝えました。
台南市と山形市は2017年に友好交流協定を締結して以来、積極的に相互の交流を促進してきました。コロナ禍で人の交流が困難な現状において、相互に展示コーナーを設置しているほか、両市長によるオンライン会談の開催や、物産交流などのイベントを通じて、両市の友好関係はより一層強まっています。