台南市と同市関連会社の南瀛農産物国際貿易株式会社は3カ月の交渉の末、イオン九州の協力で日本市場に台湾産パイナップルを売り込むルートを開設しました。世界の小売業ランキング10位で、日本最大手のイオングループの流通ルートを経由し、黄金週間の大型連休からイオン九州の約220店舗で台湾産パインが買えるようになりました。今後の長期的な展開も期待されます。
これまでにも積極的に台南の農産物をPRしてきた黄偉哲台南市長は、例年、パインの生産期には自ら台南産パインの販売促進に取り組んでいます。今回もイオン九州での販売に合わせて制作されたPR動画に登場し、台湾産パインを日本の消費者にアピールしました。
黄市長は動画の中で、台湾産パインの輸出管理や品質へのこだわりを強調するとともに、自らパインの切り方を実演しました。また、台湾ではパインは「幸福の象徴で、縁起の良い果物」とされていることを紹介し、甘くてジューシーで、食物繊維が豊富な台湾産パインの魅力をアピールしました。黄市長は「台湾産パインへの応援をどうぞよろしくお願いいたします。台湾産パインを食べたみなさんが幸せになりますように」とPRしました。