台湾プロ野球が金曜日(5月16日)夜、統一ライオンズのホームグラウンドである台南球場で開幕した。新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いてきたことを受け、台南球場にファンを入場させる初めての試合であり、特別に黄偉哲台南市長を招待して始球式を行った。
防疫体制を維持するために観客はマスク着用と実名記録をしてからの入場が必須。場内では人との距離を保つ「梅花座り」という人と空間を交互に設ける座り方や飲食にも規則の順守が求められ、防疫対策は決して緩和されていない。
台南市黄偉哲市長は「台南球場は古い球場ではあるが新しい試みも非常に多い。本日この球場で試合を開幕できるのは非常に嬉しい。そして更に嬉しいことは世界中で大型スポーツイベントが中止又は延期を余儀なくされている現在、台湾が先んじて2,000名もの野球ファンによる観戦と飲食問題を解決できたこと。台湾の防疫対策の成果がここに表れている。今後は英語中継に力を注いでいきたいと考えている。
今シーズンの台南球場での試合に関して、台南市政府は全力で台湾プロ野球の英語中継を提供し、世界各国の野球ファンに時差なく試合観戦を楽しんでもらいたい。台湾の防疫対策の成果を表現し、同時に台南の特色PRも促進したい。そして台湾プロ野球がファンの入場を全面開放し、皆で一緒に選手に声援を送る日が来ることを期待する。」とこの日の感想を表現した。