国内の新型コロナウイルスの状況が落ち着きを見せてきたことから、黄偉哲市長は「台南市安心旅行」施策を打ち出し宿泊施設及び食堂、レストラン等飲食施設環境の安全強化を指示した。観光客に安心感を与えると同時に観光事業者の職場環境の安全を保障し、仕事も旅行も心配のない環境を整える。
台南市政府観光局は中央感染症指揮センター及び台南市政府衛生局防疫マニュアルを参考に「台南市政府観光局旅行宿泊業防疫自主管理検査表」を作成。すぐに多くの宿泊事業者から大きな反響が寄せられ、計131軒の事業者がこの検査表に沿って安心安全な職場と宿泊環境を整備した。
事業者による自主検査は主として4項目：
一、フロントその他ホテル全スタッフは全員マスク着用。消毒及び体温測定を実施し記録する。
二、公共エリアは標準作業手順に従って消毒作業を定期的に実施し記録する。ロビーに置いてあるパソコンやドアノブ、電源スイッチなど多くの人の手が触れる箇所や物品の消毒は特に入念に行う。
三、客室清掃及び付属施設管理について、特にエアコン循環部分の消毒を実施する。寝具はアルコールを使い、浴室と床の消毒は念入りに実施する。
四、浴場やフィットネスジム、プール、閲覧室等の付属施設の消毒について、スタッフは作業前に手をアルコール消毒し担当者の氏名を記録すること及び作業時は必ずマスク着用する。
飲食時の感染リスクを下げるため、台南市政府は飲食事業者及び宿泊事業者と協力し台南限定の「安心旅行」企画を打ち出した。既に100軒を超える事業者が「安心宣言」に同意し、「安心した防疫体制、行き届いたサービス、美味しい料理」など12項目の安心作業の実施。これらは台南市政府が毎週出している11コース16本のミシェラン三つ星散策コースとも連携しており、観光で訪れた方達に古都台南の文化と魅力を深く体験してもらうことが出来る。また台南市観光局はスタッフを派遣し状況調査を続け防疫対策を含むコース内容に目を配るなど、台南を愛する誰がいつ来ても楽しめるよう環境整備に努めている。
台南市白河地区の蓮花祭りが5月24日から始まり、続いて台南市国際ドラゴンボートレース（6月23日～6月25日）、2020台南市水遊び体験イベント（6月～8月）が開催されるが、これらは全て中央防疫新生活運動施策の条件に沿って行われる。国内旅行客を迎えるために、台南市は「台南健康安心食事セット・FUNプレゼントキャンペーン」を企画。6月末までの期間、安心宣言レストランで500元を消費した顧客は抽選くじの番号をもらえる。消費額が多ければ多いほど抽選があたる確率も高くなる仕組みで、食事券500元分や宿泊券、最近マスク消毒用で人気の電気釜など計500点を超える賞品が用意されている。是非多くの人たちに台南で楽しく遊び、楽しく食べてたくさん賞品を持ち帰ってもらいたい。