56日間連続で台湾国内での新規感染者発生ゼロという経過を検証し、中央感染症指揮センターは国内での移動規制及び芸術文化、飲食、イベント時の人数制限を解禁することを発表しました。しかし台南市政府は「決して油断することなく、警戒心を解かずに臨む。」という態度で発生状況に対する最新の変化には万全の注意を払う体制を維持します。また娯楽施設等への検査を実施し、市民の健康保障という前提の下、緩和後の台南市防疫新政策を公布しました。
黄偉哲市長が公布した防疫新対策は下記三項目です：
第一項・実名制：
市役所訪問、廟の儀式、宴席、芸術文化に関する展覧や鑑賞、集会活動への参加、娯楽施設への入場時には実名登記の措置を実施し、病院や養護施設へのお見舞いは予約制とする。
第二項・飲食店における間仕切り板：
各店舗が食卓上にパーテンションを設置し、飛沫及び粒子による空気感染を防止する。
第三項・マスク着用：
中央政府の政策では公共交通機関に乗車の際、市民のマスク着用は緩和されたが運転手やカウンター職員は今も着用が義務付けられている。台南市も区役所、行政事務所、市政府窓口業務に就く職員はマスク着用を継続。病院や養護施設に出向く際はマスク着用の他、見舞いの人数制限、体温測定、手や指を清潔に保つなどの防疫措置を実施する。
大型イベントについても徐々に解禁を検討中です。もともと3月6日に開催予定で新型コロナ肺炎発生の影響で延期になった台湾国際蘭博覧会は現在、蘭協会と再開催の日程を積極的に調整中であり、新たな関連情報は台南市HPで随時公表していく予定です。6月25日の国際ドラゴンボートレースは規模を縮小するものの日程どおり開催予定であり、イベント実施の回復に向けて屋台をはじめ各関係者との協議に努めています。
マスクの徴用は既に縮小され、一定量が市場開放され市民が購入できるようになっています。買い占めや価格の釣り上げは違法行為です。政府が提供する在庫数は十分にあるので、市民の皆さんは今までと同じく実名制度により安心してマスクを購入することが出来ます。
台南市政府はあらゆる状況に対応するため柔軟で素早い防疫政策を実施しています。今後も規制緩和に関する情報は台南市政府HP及び市長や各部局長官のFB等で市民の皆さんにお知らせしていきます。
この件に関する質問、疑問等についての問い合わせ先。
防疫専用窓口：288-0180、633-3080．