台湾のコロナ状況は現状落ち着いていますが、台南市教育局は「感染源を校外で塞き止める」という防疫原則から、「校内感染ゼロ」という目標を堅持。学校内における防疫措置を繰り上げ、教員及び生徒の健康管理原則を定めると同時に校内に防疫物資を配備しました。
教育局鄭新輝局長によると現在、台南市各小・中学校には十分な体温測定器が備えられており、500人以上規模の学校には更に赤外線サーモグラフィも設置されています。この他、教育局は全市生徒のために35万枚のマスク、30トンの消毒用塩素酸ナトリウム水、そして122の小学校で紫外線による殺菌消毒をするなど環境のための措置を強化しているとのことです。
新学年の校内防疫に関しては時間を区切って門を開閉、来校者には実名登録を継続実施、マスク着用及び歓談エリア区分などの制度をつくり、校外から校内に入る際には健康管理を重視するよう呼び掛けています。
教員生徒の健康管理も徹底しており、登校する子供にはマスクの携帯が義務付けられ父兄には子供の登校前に体温を計り連絡簿に記載するなどが求められています。登校後は教師が生徒の体調に注意を払い、もし連絡簿に体調不良などの記載があった場合は授業を受けさせないことを原則としています。