台南市頼清徳市長及び高雄市陳菊市長、屏東県潘孟安県長、澎湖縣陳光復県長が共同で訪日し、8月7日東京都江東区で開催された「台南高雄屏東澎湖四県市觀光PRイベント」に参加しました。頼市長は四県市観光PRイベントで、台南の文化・グルメ・風景の特性を強調するだけでなく、近く開催される「愛情フェスティバル」イベントを例にして、台南観光を強くPRしました。
頼市長は「国際上、日本と台湾の関係は最も深く厚い。台湾は歴史上『フォルモッサ(美しい島)』の称号を有した美しい島であり、且つ台湾人は非常に親切、善良、情熱的です。ただ少し残念なのは南台湾を訪れる日本人が少ないということ。そこで本日高雄市陳菊市長を代表として澎湖県陳光復県長、屏東県潘孟安県長、台南市の四都市が初めて共同で東京を訪れ南台湾のPRを実施します。多くの日本の友人が台湾を訪れ、そして南台湾に観光旅行に来てくれることを心より願います。
台北と比較すると、南台湾は三つの相違点があります。一つ目は、南台湾は台湾本来の雰囲気を有していること。南台湾の住民は台湾の伝統的生活様式、精神、理念を保留しています。二つ目は、高雄市は海洋都市、台南は文化首都、澎湖は海島、屏東は国境の南国であり観光農業県と言うように其々特色を持っています。更に南台湾は米、果物、野菜等全台湾の食物供給地です。三つ目は、何と言っても南台湾の美しい風景です。高雄、屏東、台南、澎湖には全て国家級の風景区が有るので、是非とも多くの日本の友人達に台湾を訪れてもらい、そして南台湾を訪れて欲しい。4泊5日南台湾観光旅行で、必ずや日本の皆様に満足していただけます。
台南の特色は文化です。台南は台湾第一の都市であり、歴史も古く、文化も奥深い。国家級の古跡90のうち、22を台南が有している。台南の魅力は文化、台南は台南人の家であり、台湾人にとっての家でもあります。日本の友人達がもし台湾精神を理解したいのであれば、もちろん台湾の各都市を回ってみてもよいですが、最も早く、最も手軽に、最も深く理解したいのであれば台南に来ることをお薦めします。」とPRし、更に一歩踏み込んでこう説明しました。「南台湾の人達は実直、親切、情熱的、そして海外からの友人が訪れることを本当に歓迎します。我々は台南を訪れた観光客の皆さんがまるで自分の家に帰ったかのような居心地の良さを感じることを期待しています。
その為に台南市は観光客の方を尊重するおもてなしをしており、日本の皆さんが台南を訪れ、台南の文化、美食、風景を体験してくれることを希望しています。」
頼市長は最後に台南市の産業政策を紹介しました。第一は「観光パラダイス」を以て都市発展を行うという目標。台南市民と観光客の皆さんに共同で盛大な活動を実施し、共同で努力することです。
第二は観光PRを行い、各種イベント実施により観光客の皆さんにとっての魅力をUPすること。ここで頼市長は「愛情フェスティバル」を例にこう説明しました。「台南市は月下老人廟が非常に多く、愛情都市と呼ばれています。日本の方達にはちょっと馴染みが無いかも知れませんが、台湾では婚姻を司る神は月下老人です。台南は神の都であり、多くの寺社があります。中でも月下老人廟が最も多く、また多くの違った役割を持つ月下老人が存在します。そこで台南市政府は『愛情フェスティバル』を開催し、若い未婚のカップルが台南に来て月下老人にお参りすることを歓迎しています。」
第三に台南市政府と観光業者はお客様を尊重したおもてなしをしています。誰でも台南を訪れた際にこのようなおもてなしを受けることが出来るでしょう。第四は安全です。台南市は各国と協力して、台南市を訪れたお客様が楽しく、安全且つ快適に、まるで自宅にいるような心地よさを感じてもらえるように努めています。
東京の他に、頼清徳市長一行は台南市友好都市である滋賀県の招聘を受け同地を訪問、日本三大花火大会の一つである「滋賀県花火大会」に参加。また台南市の百貨店業者と滋賀県の物産業者による交流促進会を共同開催、双方の民間業者による実質的な交流を以て交流を推進しています。
頼市長は滋賀県、大津市、京都、大阪等の議員等とも面会し都市交流を進め、11日には大阪―台南の直行便に乗り台南に戻ってきました。