台南市は、2016年2月6日の台南地震に寄せられた義援金の一部を、応急危険度判定で「危険」とされた学校の教室の改修にあてることを決め、このたび義援金管理監督委員会で議決されました。
この義援金は、震災で亡くなられた方の遺族への弔慰金、倒壊した維冠ビルや帰仁幸福ビル、東区大智里生産市場ビルなどへの補助金、または危険家屋の解体や改修費用として、被災された方々に対する支援や復興のために大切に使われてきました。
一方、今回の地震では、被害を受けた台南市内の24校の校舎計39棟にすみやかな改修が必要とされ、現在もおよそ1万1000人の児童や生徒に影響が出ています。このため、台南市では、子どもたちの安全な学習環境のため、義援金による応急危険性のある教室の改修を決め、今後、437の教室の解体、414の教室の改修が行われる予定です。
台南市では、これまで被災された方々を最優先に、積極的な支援を行ってまいりました。今後も皆様の温かいお心への感謝を胸に、義援金に対する非常に厳しい支出基準を維持し、復興のために役立てていく所存です。