台南市の友好都市である仙台市奥山美恵子市長は311大震災後、仙台市の復興に尽力し続け、5年経過しての海外公務として台南市を訪問しました。今年は台南市と仙台市の協定締結十周年にあたる年で一層意義深い交流となりました。
仙台市は2011年3月11日の大震災で重大な被害を受け、台南市頼市長は地震発生から一か月後に台南市民による復興義援金を携え仙台市を訪問し、同市への支援を自らの行動を以て表しました。
2016年2月6日台南で死傷者が出る程の大地震が発生した際、奥山市長は真っ先に台南市へ慰問の連絡をし、当局及び民間双方での募金活動を実施。両市は苦難を共に乗り越えながら友情を一層深くしてきました。
奥山市長一行は8月21日頼市長の案内により、愛国婦人館を訪れ「台南・仙台友好都市10周年記念 七夕イベント」を視察。
今回のイベントは仙台市及び仙台七夕の習俗を紹介すると共に、両市の交流活動を回顧するという記念イベントでした。仙台市は七夕飾りを空輸した他に2名の職人を招聘し、台南市民を対象とした七夕飾り教室を開催。市政府は今回特別に0206地震の被災地区である崑山小学校の児童を手作り教室に招待し、奥山市長と児童が互いに復興を応援し合い、会場は温かい空気に包まれました。
8月22日午前、奥山市長一行は市政府を訪れ頼市長を訪問。一行は市政府職員の熱烈な歓迎を受け、市長との面会時では双方の10年間に渡る交流について語り合い、互いに協力し苦難を乗り越えた友情を確かめ合いました。両市長は今まで10年続いてきた両市の友情がこれから先の10年間、更に深く固く結ばれていくことを力強くいました。