台南市李孟諺代理市長率いる訪問団が、本日(6日)午後日本東北地方山形市を訪れ熱烈な歓迎を受けました。山形市各界及び駐日代表処政務部向明德部長による立会いの下、李代理市長及び山形市佐藤孝弘市長により友好交流協定書にサインがなされ、両市は正式に友好都市として関係が結ばれました。これにより双方の関係が一層緊密になり将来の協力促進が期待されます。
特筆すべきは、頼行政院長がビデオ録画により両市の交流協定締結を祝福したことです。また謝長廷大使の代理として駐日代表処の向明德部長も山形を訪れ謝大使の祝辞を読み上げました。山形市は日本東北地方に位置し、山形県の県庁所在地です。近年、佐藤市長の政策により、若者のUターン創業、文化創造産業が推進されており、台南市の発展願景と相似しています。
両市の交流は、1993年に山形商工会議所と台南市輸出入商業同業公会による姉妹会締結し、25年来友情の基礎を深めてきたところから始まりました。 民間外交から都市外交へと伸展し、昨年(2016年)佐藤市長及び山形商工会議所清野伸昭会頭率いる訪問団が当時の市長、頼清徳院長と面会した際に双方で協議し友好協定締結を決めました。今回の台南市と山形市による友好交流締結の範囲は観光、経済、文化、教育、スポーツの五方面に及びます。 本協定の平等相互利益の枠組みの下、台南市及び山形市の多方面に渡る実質的な協力が強化され、両市の発展、民間交流、友好関係が促進されることが期待されます。
李孟諺代理市長は「台南市と山形市の交流は20年以上も続いており、この友情の基礎があって両市の友好都市交流が実現した。特に台南市と山形市は名だたる温泉観光地区を有しており、また良質な農産品も豊富である。正式に友好都市協定を締結したことによって、今後双方の関係が更に強固なものとなり、互いに学びあい、台南市と山形市の官民による多方面に渡る交流が促進されると信じている。」と述べました。
山形市佐藤孝弘市長も「この友好協定締結により、双方の友情は更に深まり、両市の各方面の交流も一層促進される。また台南市の魅力を山形市民に紹介していきたい。
先日開催された山形商工会議所120周年記念イベントの際にも台南市輸出入商業同業公会の皆さんが特別にお祝いに来てくれ、双方の友情の証人になってくれたことに感謝する。」と感謝の意を表しました。
本日の協定式に先立って、李代理市長は山形市佐藤孝弘市長、山形市議会渡邊元議長、山形商工會議所清野伸昭会頭、山形新聞社寒河江社長といった現地の政商会やメディアの重要人物を訪問し、山形市各界による長年の両市友好に対する支持に感謝を表わすだけでなく、李代理市長も台南市と山形市の実質的な交流促進を期待すると自身の考えを伝えました。