日本が3回にわたって台湾に新型コロナウイルスのワクチンを供与したことに感謝しようと、台南市金城中学校の野球チームのメンバーがメッセージボードを用意し、黄偉哲台南市長とともに動画撮影に臨みました。同チームは、台南市の友好都市となっている山形市で交流を行ったことがあり、この動画は山形市に送られました。
金城中の球児たちは、安平古堡など台南の代表的な観光名所で撮影を行い、山形市など日本の人たちからの友情に感謝の気持ちを示しました。黄市長は「日本は今年、3回にわたって台湾にワクチンを提供してくれた。それに対し、台南市の子どもたちが積極的に謝意を表すことは素晴らしい」とコメントしました。
山形市は、東京五輪・パラリンピックで台湾のホストタウンとなっています。五輪の開会式に合わせて開催した「街中マルシェ」では、台南市のブースを設けて台南産のマンゴーやパイナップルケーキを販売したほか、台湾代表としてパラリンピックに出場する柔道の李凱琳選手のポスターを掲示して応援ムードを盛り上げました。
山形市と台南市は2017年に友好交流促進協定を締結して以来、活発に交流しています。山形市は、佐藤孝弘市長が2019年に市民訪問団を率いて台南を訪れたほか、台南市主催のジャイアンズカップ野球大会にはこれまでに2回、選抜チームを派遣しています。