東日本大震災の発生から今年で11年となります。台南市日本人協会がさきに台南市に対して行った防災に関する日本の絵本50冊の寄贈が、このほど時事通信社によって報じられました。東日本大震災に際して台南市が実施した支援に対する感謝を込めるとともに、2016年2月に台南地震（台湾南部地震）が発生してから6年となることに合わせて寄贈したもので、市立図書館で利用することができます。
同協会の野崎孝男理事長らが台南市政府で黄偉哲市長に手渡しました。黄市長は謝意を伝えるとともに、「台湾は日本と同様に自然災害が多い地域です。政府間の連携だけでなく、防災に関する経験の伝承も重要だと思います。このような絵本を使った防災教育は、市民の防災意識を向上させるうえで大きな助けになります」と表明しました。
また、「震災の時、台南と日本は互いに助け合い、強い絆を作りました。新型コロナ禍でも協力し合い、日本からワクチンが贈呈される一方、台湾と台南側は防疫物資を提供しました」と振り返り、「まさかの友は真の友。台日の末永い友好を期待します」とコメントをしました。
時事通信社の報道はこちら：https://news.yahoo.co.jp/articles/528119f788c1c682ada2d0bf8df19ef8a72a25dc