台南市政府は12月7日、幸福を祈る鐘をついて台南400のイベントの開始を正式に宣言し、「台南400」イベントのイメージ動画を公開しました。台南市の黄偉哲市長は「台南400は華やかなイベントであるだけではなく、台南の発展に注目し、次世代にどのような台南を残すかについて考える重要な機会だ。台南の歴史と未来がどのようなものになるのか、一緒に見届けよう」と呼びかけました。
台南400では、台湾ランタンフェスティバルや国際蘭展、台湾クリエイティブ・エキスポが行われるだけでなく、市民や学術界とともに、台南が1624年からの400年の間に果たしてきた歴史上の役割について研究・討論することにしています。黄偉哲市長は「台南400では、ただイベントを楽しむだけではなく、より深く知り、台南の将来について深層から考える契機である。大勢の人たちに参画していただき、台南という土地の文化や価値観を伝え、より輝かしい次の400年を形づくっていきたい」と述べました。
台南400にちなみ、文化部も来年は台南で多くの重要なカルチャーイベントを開催することにしており、台南から台湾を世界に発信することにしています。文化部の王時思次長は「400年前、台湾は台南を通じて世界と出会った。その400年後の今、文化的な主体性や文化に対する誇り、文化的なコンテンツを通じてあらためて台湾を世界に発信していきたい」と話しています。
『台南400』のイベントは、文化やグルメ、サスティナブルな農業などが注目されるほか、安平古堡（ゼーランディア城）と赤崁楼（プロヴィンティア城）を中心とする歴史的・文化的なエリアの活性化、台南全域に広がる農業や漁業をテーマとしたランドアートフェスティバル、国際蘭展、台南都市展などが予定されています。こうしたイベントやパフォーマンスを通じて、内外の行楽客にさまざまな角度から台南という都市の魅力を知ってもらえるものと期待されています。
関連情報は公式サイト「台南400官網」（https://tainan-400.tw/）でお確かめください。