能登半島地震の被災地支援で、台南市は義援金を募集しています。台南市の黄偉哲市長と市議会の邱莉莉議長が共同で「送愛到日本石川県捐款活動（石川県に愛を贈る募金活動」への参加を呼び掛けています。台南市は、2016年の台湾南部地震で日本から支援を受けた経緯があるほか、台南市は加賀市との間で、台南市議会は石川県議会と金沢市議会との間で、それぞれ友好関係にあります。黄市長は「今こそ国境を越えて支援すべき時だ」と話し、市民に広く義援金を寄せるよう呼びかけています。
台南市は金沢市との間に深いつながりがあるほか、加賀市との友好都市協定は今年で10年目の節目を迎えています。地震発生後の早い段階で、台南市は被災地に対するお見舞いの気持ちを表明しました。黄市長と邱議長は自ら率先する形でそれぞれ給与の１カ月分を義援金として寄付し、さらに市民に対して広く支援を呼びかけることになりました。邱議長は「台南からお見舞いの気持ちを伝え、一日でも早く日常が回復するよう祈りたい」と話しています。
義援金振り込みの際には「捐助日本石川縣震災」と注記し、領収書送付用に寄付者の氏名、電話番号、住所などを明記するとともに、振込終了後には振込伝票を台南市政府社会局社会救助科にファクスすることが求められます。
義援金の受付を担当する社会局によると、義援金の受付はすでに始まっており、2月7日午後11時59分までです。その後、寄せられた義援金は、総額が公表され、石川県の指定口座に振り込まれます。
義援金に関する問い合わせは、以下の通りです。
電話：06-2995686。
義援金専用口座：臺南市政府社会局社会救助金専戸
口座番号：0090-4506-5055
振込先銀行：臺灣銀行台南分行