7月26日から8月4日の日程で「2019第5回 WBSC U-12 ワールドカップ」が台南のアジアパシフィックメインスタジアム、善化球場、帰仁球場の三球場で開催されました。8月4日(日)夜に行われた決勝戦では、台湾と日本チームが優勝をかけて熱戦を繰り広げ、黄偉哲台南市長、前行政院頼清徳氏も台湾チームの応援に駆けつけました。試合は、4対0で台湾チームが日本に大勝し優勝。球場に応援に駆けつけた観客や選手たちは、勝利の喜びに沸きました。
台湾チームがこの大会で優勝するのは2011年についで2回目です。観客も選手たちも優勝の興奮を抑えきれず、蔡英文総統からの祝いの言葉もすぐに球場に届けられ、ちびっこ選手たちに伝えられました。
大会を終え黄市長は「野球を通じて台南が世界とつながり、世界に真摯で情熱的な台南を発信することができた。大会主催都市として、まだまだ改善しなければならない点が多々ある。これからも努力を続け、次回はさらによい大会となるよう準備したい。」との挨拶を行いました。
9日間に及んだ熱戦は、台湾が優勝、準優勝は日本、キューバが第3位で閉幕を迎えました。今年は世界五大陸からの12カ国(アメリカ、日本、韓国、キューバ、メキシコ、チェコ、南アフリカ、オーストラリア、イタリア、ベネズエラ、フィジー、台湾)の代表チームが熱戦を繰り広げたほか、文化や都市交流などのイベントも行われました。完成したばかりのスタジアムでの大会で、台湾チームが見事世界一の栄冠に輝いたことに台南市民は深く感動を覚え、また、各国チームのちびっこ選手たちの堂々とした様子や懸命にプレーする様子は、この夏の忘れがたい思い出となりました。