1月20日、南台湾の人々が心待ちにしている三井アウトレットパーク台南の起工式が高速鉄道台南駅に近接する開発エリアにおいて行われました。式典には、前台南市長で次期副総統の頼清徳氏、交通部長林佳龍氏、鉄道局局長胡湘麟氏局長に臨席いただいたほか、台南市からは黄偉哲市長及び市関係者として方進呈秘書長、蘇金安工務局長、王銘德交通局長、陳凱凌経発局長が、また日本からは三井不動産大林執行役員及び台湾三井不動産の下町一朗董事長が参加し、日台共同プロジェクトの着工が宣言されました。2022年のオープンが予定されています。地元の発展に関心を寄せる台南市議の杜素吟氏、蔡筱薇氏、許又仁氏、鄭佳欣氏、郭鴻儀氏の各議員も駆けつけ期待を持って起工式を見届けました。
黄市長は「三井不動産と手を携え台湾高鉄台南駅周辺エリアの開発を行えることをうれしく思う。市政は続けて行くことで成果が生まれていくもので、次期副総統の頼清徳氏が台南市長時代に三井不動産に開発エリアへの建設を紹介してくださったこと、また、交通部及び鉄道局の強力なサポートを得たことで多くの行政手続きが順調に行え着工ができたことに大変感謝している」との挨拶を行いました。
また黄市長は、台南高鉄駅周辺の開発エリアには、スマートグリーンエネルギーサイエンスシティ、交通大学南部キャンパス、中央研究院南部院区等があり、アウトレットモールの完成後は、さらに幅広い生活機能を持つこととなることで、ここで生活や仕事をする人たちはもとより、近隣の都市からも大勢の買い物客が訪れ、経済活動も大いに活発となることが予想される。将来的に、ここが生活機能が完備された新たな町となり、台南発展の新たなスポットとなることが期待されていることにも触れました。
三井アウトレットパーク台南は、三井不動産が高鉄台南駅の開発エリアに建設する大型ショッピングセンターで、三井不動産グループが台湾南部都市圏に初めて投資するプロジェクトです。台南高鉄駅東に位置する5.86ヘクタールの敷地には、床面積が約8万4,000㎡で4階建てのアウトレットの建設が予定されており、計画段階から大きな注目を集めています。三井不動産の大林執行役員からは「台南市及び交通部鉄道局の積極的な協力体制があり、滞りなく交通評価、環境評価、都市設計審査を終え、2020年1月に建築許可を得ることができたことに感謝したい。2年後の完成時には、台南の方々にハイクオリティなアウトレットへぜひ買い物に来ていただきたい。」との挨拶をいただきました。
台南市は、企業向けに質の高い投資環境を提供するため、さまざまな投資促進策を積極的に提供しています。さまざまな産業政策及び関連措置を通じて、産業のアップグレードとメーカーの永続的な経営を促進し、経済発展のための水脈が途切れることがないよう、引き続き便利で友好的、かつ専門的な様々な投資サービスを提供し投資の障壁を取り除いていきます。外国資本及び台湾メーカーによる台南への投資により最大の投資利益が生み出されることを大いに歓迎しています。