台南市の友好市・群馬県みなかみ町の阿部賢一町長らが12月20日、台南市政府に黄偉哲市長を表敬し、コロナ収束後の交流再開に意欲を示しました。黄市長は、10月の町長選で初当選したばかりの阿部町長がさっそく台南を訪問したことに謝意を表し、感謝状を贈呈しました。また、みなかみ町がこれまで取り組んできた交流に対する支援に感謝の意を示し、コロナ後には、人的な相互交流のほか、観光、文化、物産などの交流もさらに強化したい意向を表明しました。阿部町長は、来年が友好交流協定から10周年の節目となることから、コロナ禍で中断していた台南への町民旅行や修学旅行などを再開させたい意向を示しました。
黄市長は、台南に９年間駐在している同町役場職員の阿部真行氏に「対日事務相談顧問」の委嘱書を授与しました。黄市長は、阿部顧問が台南とみなかみ町や日本のほかの自治体との架け橋になり、相互交流に貢献していることに謝意を表したうえで、今後も支援に取り組むよう要望しました。
台南市とみなかみ町は2013年に友好交流協定を調印しています。みなかみ町はこれまで、台南市主催の国際マンゴーフェアや旅行博などのイベントに参加したほか、市消防局と連携して相互に手描きランタンの贈呈・展示を行ってきました。また、同町の小中学生の修学旅行や町民旅行を台南向けに実施するとともに、台南産農産物の購入などを通して積極に交流してきました。