台南市と友好関係にある山口県は2月22日、台南で山口県観光・物産情報発信会を実施し、山口の魅力をアピールしました。山口産のジュースや地酒、緑茶などを無料の試飲コーナーで振る舞ったほか、山口県のキャラクター「ふくだるま」も登場し、人気を集めました。台南市の黄偉哲市長は昨年4月に山口県を訪問しており、オープニングセレモニーで「山口はグルメも風景もすばらしい」とPRに一役買いました。
台南市と山口県は2023年に「観光・物産、経済等に関する交流・協力に関する覚書」を締結し、活発な交流を続けています。今回のセレモニーに参加した山口県の村岡嗣政知事と県議会の島田教明副議長は昨年2月に台南で開かれた台湾ランタンフェスティバルに駆けつけ、黄市長が昨年山口を訪問した際には手厚いもてなしで歓待するなど、旧知の仲といえます。
今回はさらに、山口県出身の北村経夫参議院議員や、宇部市の篠﨑圭二市長、防府市議会の安村政治議長、防府商工会議所の羽嶋秀一会頭らも台南入りし、セレモニーに出席しました。
黄市長は「台南と山口の間には厚い友情がある。台南のみなさんには、山口の素晴らしさを体験してほしい」とあいさつしました。山口県の村岡知事は「台南で観光・物産情報発信会を開催し、相互交流を促進することができることに感謝したい」と述べ、山口への訪問を呼びかけました。
会場では、山口県の主要な観光スポットが紹介され、バーチャルなサイクリングで観光地を巡るVR(バーチャル・リアリティ)コーナーも設けられました。