台南市と友好交流協定を結んでいる山形市は7、8月、台南市が提供した約300個のランタンを市内で飾り付け、両市の友好関係をPRしています。7月15～17日には、市内で台南フェアを開催し、台南産マンゴーやパイナップルケーキの無料配布を行いました。台南市の黄偉哲市長は、山形市民が台南に対する認識を深め、コロナ後に台南を訪問するよう期待を示しました。
山形市内で飾り付けられたランタンは、台南市内の鄭成功祖廟が提供したものです。鄭成功祖廟では、旧正月のランタン祭りに多くの観光客が訪れ、手書きで文字を書き入れた赤いランタンが人気を集めています。今回はこれらのランタンとともに、山形市と交流を深めている台南市金城中学校の生徒たちが自ら絵を描いたランタンが提供され、JR山形駅構内や山形国際交流センター、台南フェアの会場などに飾り付けられました。
台南フェアでは、会場に台南の紹介・交流コーナーを開設したほか、パイナップルケーキ８４０個とマンゴーを市民にプレゼントしました。マンゴーの箱詰めが無料でもらえるにクイズ大会などイベントも開催されました。佐藤孝弘山形市長はイベントの開会式であいさつし、台南マンゴーを手に両市の友好をPRしました。
黄偉哲台南市長は山形市の取り組みに謝意を示し、「平和への願いを込めて作った台南のランタンを山形市にバトンタッチすることができました。近い将来、コロナが収束した後には、台南で再び山形市の皆さんとお会いしたいと思います」とコメントしました。