グローバル時代の到来を受け、台南市では国際交流が非常に活発に行われており、都市間のほか学校間でも交流が行われてきました。こうしたなか、コロナ禍にもかかわらず、南新、億載、崇明、裕文、日新の市内５つの小中学校では、このほど、はがきや動画撮影、オンライン発表会などの形で、日本やドイツ、オーストラリアなどの小中学校と交流を行いました。
台南市は近年積極的に国際教育の政策を推進しており、国際社会に関するテーマをカリキュラムに組み込むとともに、外国語の習得に向けた学習環境の構築などに取り組んでいます。今後、外国人教師や海外ボランティアの招請、海外友好交流学校の締結などを促進することにしています。また、教育部は国際的な教育旅行を推進する観点から、海外の友好学校への訪問など学校の国際交流を奨励しており、台南市の取り組みはこうした方針に合わせたものでもあります。
コロナ禍の影響は完全に回復するには至っていませんが、インターネットを使った国際交流はいつでも実施可能な環境が整備されています。市が実施する学生向けの支援では、近年は第二言語教育や国際化教育も行われています。黄偉哲台南市長は「今後、より多くの学生が海外の学校や友人と授業や言語交換の形で交流できるようにし、都市の国際化の基礎を構築したい」と話しています。