台湾文化を発信するイベント「Discover Taiwan 2022 in仙台」が10月29日からの2日間、仙台市内のサンモール一番町商店街で開かれました。前年に続いて2回目の開催で、仙台市や宮城県日台親善協会、民間企業などが実施しました。仙台市民に台南市への理解を深めてもらおうと、会場には台南市の展示ブースが設置され、亀の模様が特徴的な伝統的なもち菓子「紅亀粿」（紅亀ケーキ）を作る体験などが行われました。台湾で「紅亀粿」は、七夕などに合わせてよく食べられるもので、縁起物とされています。
来場者の多くが台南ブースを訪れ、無料で配られた台南の観光パンフレットを受け取ったほか、短冊に台南へのメッセージを書くコーナーもにぎわいました。台湾の特産品を展示・販売するコーナーも設置され、台湾で話される言語を解説する講座や映画上映会なども開かれました。
台南市と仙台市は2006年に友好交流協定を締結して以来、文化や観光、農産品、貿易など各方面で交流や協力を続けています。黄偉哲台南市長は、2度にわたる「Discover Taiwan」で台南のPRが行われたことに謝意を表明するとともに、2024年の台南400年記念を機に日本人の間で台南への理解が深まることに期待を示し、「早く台南に来て、旅行やグルメを楽しんでほしい」と呼びかけました。